【保険の種類】「保険の種類が多すぎてわからない」を「わかる」に変える
生命保険っていろんな保険会社からいろんな種類のものがたくさん出ていて、保険の名前を覚えるだけども大変。とにかく多すぎるし難しいとは思いませんか?
覚えるのも理解するのも大変に感じる保険の種類ですが、ほんの少しで全体がわかる保険の種類を解説します。
生命保険の基本は3種類
生命保険は各社から多くの商品がでており、とても複雑で何を選べばよいのかわかりにくく難しいと感じられますが、生命保険は死亡保険・生存保険・生死混合保険の3種類の基本型に分けることができます。
死亡保険
定期保険や終身保険のように被保険者が死亡したり、高度障害状態となったときに保険金を受け取ることができる保険のことを死亡保険といいます。
定期保険
定期保険は、満期保険金や解約返戻金がない、いわゆる掛け捨て型の保険として敬遠されがちですが、保険料がとても安く大きな保障を得られるといった特徴であり大きな魅力を持った保険で、万が一の際に大きな保障が必要となる子育て世代に向いている保険とも言えます。
定期保険には次のようなものがあります。
終身保険
終身保険は、生涯保障のある保険です。満期保険金はありませんが、必ず死亡保障されるため遺族保障という点でとても優れています。
また、保険料の払い込み満了後であれば、大きな解約返戻金が支払われる可能性が高いため、老後に向けた貯蓄としても活用することができます。
終身保険には次のようなものがあります。
生存保険
個人年金保険のように被保険者が定められた期間まで生存していた場合に保険金を受け取ることができる保険のことを生存保険といいます。
個人年金保険は、定年退職を迎えリタイアするまでの間に保険料を積み立て60歳や65歳といった年齢から決められた期間、保険金を年金として受け取ることができます。国民年金や厚生年金といった公的年金だけでは、不安という場合に備えの一つとして挙げることができます。
個人年金保険には次のようなものがあります。
生死混合保険
生死混合保険では、養老保険や学資保険が挙げられます。これらの保険は被保険者が死亡したときには死亡保険金を受け取ることができ、保険期間満了時には満期保険金を受け取ることができます。
養老保険
養老保険は、定期保険や終身保険と比べて保険料が高いことが特徴です。その代り、死亡保険金または満期保険金を確実に受け取ることができる上、保険料の払い込み満了前であっても解約返戻金の返戻率がたかく、貯蓄性も高いと言えます。
養老保険には次のようなものがあります。
学資保険
学資保険は、被保険者(子ども)が満期まで生存していた場合には満期保険金を受け取ることができ、それ以前に死亡した場合には、累積保険料額相当の死亡給付金を受け取ることができます。また、保険期間中に契約者(親)が死亡した場合には以降の保険料払い込みは免除されます。
保険のペットネームを覚える必要はありません
保険のペットネームは覚える必要はありません。むしろ忘れてください。正しく保険の種類を知っていれば、保険に入る目的・役割を考えて選ぶことができますし、なんとなく加入するなんてこともなくなると思います。
目的や役割をどのように考えればよいかは、「保険の見直しと選び方」を参照してみてください。
保険は、人生の中でも最も高い買い物の一つです。約款や保険商品内容についてよく吟味し、わからないことがある場合は、プロに相談することをおすすめします。