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保険の種類と特徴

「知らなかった」では済まされない定期付終身保険

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保険の種類定期付終身保険とは、終身保険定期保険が特約として上乗せしてある保険です。


定期保険だけの場合、高額保障は得られますが満期を迎えると保障はゼロとなり不安が残ります。かと言って終身保険だけでは、一生涯の保障は得られるものの保障を小さくするか高い保険料を支払う必要が出てきます。

とくに子育て世代のように万が一の養育費や教育費に備えて保障は厚く老後の保障も得たいということであれば、定期付終身保険の特約部分である定期保険で「子どもが自立するまで」など一定期間のみ保障を厚くし主契約である終身保険で老後に備えるようにすると、終身保険ですべてをまかなうよりも安い保険料で実現できます。

主契約や特約の契約内容で異なる保険料

保険料は併せて支払うものの、厳密には主契約である終身保険と特約である定期保険は区分されており、それぞれ保険料の支払い方法や契約内容によって保険料が異なります。通常、定期付終身保険で年齢とともに保険料が変わっていくのは、主に特約部分である定期保険に依存しますが、支払い方によっては終身保険も関係してきます。

定期付終身保険

定期付終身保険は主契約である終身保険の払込終了で特約の保障がなくなる

保険料に差がでる主契約の払込方法

主契約の払込には、大きく分けて平準払いとステップ払いの2つがあります。それぞれメリットはあるもののステップ払いはあまりお勧めできる方法ではありません。

平準払い(有期型)

一律の保険料を60歳や65歳までといった決められた保険料払込満了まで支払い続ける方法です。保険料やいつまで保険を支払えばよいのかがわかるため、収支の契約が立てやすいことが特徴です。

平準払いは保険料が一定

平準払いでは、保険料は一定 加入条件 被保険者:30歳、男性 死亡保障:500万円 保険料払込:65歳払込 保険料:10,400/月

ステップ払い

契約当初の10年や15年間の一定期間、保険料を安く抑える代わりに一定期間を過ぎると保険料が高くなります。

若いうちの収入が少なかったり、住宅や車のローンがあるなどして契約当初の保険料を安く抑えたい場合の利用に向いているとも言えますが、保険料の総額では平準払いよりも高くなりますので、あまりおすすめできる支払方法ではありません。

ステップ払いの総額は平準払いよりも高くなる

ステップ払いでは一定期間の保険料が安いが、期間を超えると高くなる 加入条件 被保険者:30歳、男性 死亡保障:500万円 保険料払込:65歳払込 保険料 当初15年:8,400円/月 15年後より:12,700/月

保険料に差がでる特約部分の契約内容

平準定期保険と同様に更新型と全期型があります。ほとんど通常の定期保険と変わらない仕組みですが、終身保険とどのように関係するのか確認してみましょう。

定期保険特約更新型

定期保険特約更新型は、10年や15年といった保険期間となっており満期を迎えるたびに自動更新され保険料が高くなっていきます。

平準定期保険での更新は通算30年や80歳までとなっていますが、定期保険特約では、主契約である終身保険の払込満了を過ぎると更新できなくなるのが一般的です。

定期保険特約更新型

定期付終身保険の定期保険特約にも更新型があり 主契約の払込満了まで定期保険特約が自動更新され、 更新の際に年齢に応じて保険料が高くなる

定期保険特約全期型

定期保険特約全期型の保険期間は、主契約である終身保険の払込満了までとなっており更新はありません。

定期保険特約全期型

定期付終身保険の全期型では、主契約の払込満了まで 定期保険特約の保険料も一定額となる

定期付終身保険で気を付けなければならないこと

定期付終身保険は、終身保険と比べて保険料を抑えながら重要な期間の保障を厚く、老後の末永い保障を実現できる効率の良い保険と言えますが、定期付終身保険という名称であることから勘違いやトラブルのある保険でもあります。

解約返戻金があるのは主契約のみ

解約返戻金があるのは、主契約である終身保険のみとなり、定期保険特約に解約返戻金はありません。つまり、2,500万円(定期特約)/500万円(終身保険)であれば、解約返戻金に関係してくるのは、500万円(終身保険)に支払った保険料分のみということになります。

この例では、死亡保障の総額が3,000万円となりますので、解約返戻金も大きくなるように感じますが、定期特約である2,500万円は定期保険であり掛け捨てとなりますので、注意が必要です。

高額保障は主契約の払込期間終了まで

高額保障を実現している定期保険特約の保障は、終身保険の払込満了とともに消滅することがほとんどです。「3,000万円の保障があると思っていたら、特約の保険期間が過ぎており、保障を受け取れたのは500万円だけだった」というようなことがないように、定期保険特約の保険期間にも注意しましょう。

特に、60歳や65歳といった病気やケガのリスクが高くなるころに払込満了となり、あてにしていた保障を受けられないというようなことがならないよう気を付けましょう。

特約部分と主契約の割合

ここまでで、定期保険特約に保険料を安く抑えながらより高額な保障を受けられることがわかったと思います。

裏を返せば、より保険料が安く、より高額な保障を受けられる定期付終身保険では、定期特約部分と主契約の割合に問題がでてきます。

死亡保障:5,000万円の定期付終身保険に格安の保険料で加入できたとします。しかし保険料が安いということは、定期特約の割合が高いことが予想され、よくよく確認してみると4,800万円(定期特約)/200万円(終身保険)だったなんてこともありえます。これでは、4,800万円分の保険料は掛け捨てとなり、解約返戻金もないということになります。

格安の定期付終身保険を勧められた場合は、死亡保障の総額や保険料だけでなく、特約と主契約の割合を確認することを強くおすすめします。

定期付終身保険早わかり

  • 定期付終身保険は終身保険に定期保険が上乗せされたもの
  • 一定期間だけ手厚くしながらも一生涯の保障を得られる
  • 保険料を安く抑えるなら平準払いと全期型
    ⇒主契約は平準払い有期型(終身型ではダメ)
    ⇒特約部分は全期型
  • 解約返戻金があるのは主契約のみ
  • 定期特約の保険期間には注意して備える準備を
  • 格安の定期付終身保険は特約と主契約の割合に注意

定期付終身保険について特に確認してもらいたいのは、「定期付終身保険で気を付けなければならないこと」です。これさえ注意しておけばとても効率的な保険と言えます。

注意書き

保険は、人生の中でも最も高い買い物の一つです。約款や保険商品内容についてよく吟味し、わからないことがある場合は、プロに相談することをおすすめします。

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