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保険の種類と特徴

ライフステージに応じた効率が良い逓減定期保険

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保険の種類逓減(ていげん)定期保険とは、保険料は一定で保険金がだんだんと減額していく保険であるかわりに、平準定期保険よりも保険料を抑えることができます。


平準定期保険でも10年満了の契約で更新のたびに見直すことで、保険金額を最低限残しながら、保険料の節約をすることができますが、逓減定期保険であれば見直しの手間を省くことができます。

それでは、逓減定期保険がどのように減額していくのか見てみましょう。

逓減定期保険はライフステージに合わせた生命保険

小さな子どもが自立するまでと、高校生や大学生の子どもが自立するまでに必要となる教育費や生活費は大きく異なります。

例えば、幼稚園から大学卒業するまでに必要となる教育費(すべて私立の場合)は、2,500万円程度と言われています。

子どもが小さいときの保障は3,000万円程度は欲しいところですが、大学生の子どもであれば大学費用の800万円程度が必要となるので、時期によって必要な保障額も変わってくることになります。

逓減定期保険は、小さな子どもを持つ間は保険金を大きく、子どもが巣立つ時期が近づくにつれて保険金を小さくしていくというように、そのときそのときで必要な保障は一定ではないというところに着眼した生命保険です。

必要な保障額はライフステージによって変わっていく

子どもの成長にともなって必要な保障額は減少していく

逓減定期保険の保障は20%程度まで減少する

逓減保険の保障は、年々減額していき最終的に20%程度の保険金額となります。保険期間によりますが、保険金額3,000万円、保障期間30年の場合では年々3%程度ずつ減額していき最終的に600万円になる計算です。

保険金額を必要な分に抑えることで、保険料を平準的保険に比べておよそ50%程度と安く抑えれ、貯蓄に回すこともできます。

平準定期保険の例

平準定期保険加入条件 被保険者:30歳、男性 死亡保障:3,000万円 保険期間:60歳満了 保険料:9,500円/月

逓減定期保険の例

逓減定期保険加入条件 被保険者:30歳、男性 死亡保障:3,000万円 保険期間:60歳満了 保険料:4,400円/月

逓減定期保険は効率が良い

平準定期保険でも10年満了ごとに保険金額を調整し保険料を逓減定期保険と同程度に抑えることは可能ですが、保険金額が大きく変わるため、必要なときに必要な分を確保できない恐れがありますし、必要以上に保険料を支払う期間がある可能性もあります。

逓減定期保険であれば、保険料は一定であり保険金額の減額も徐々に進んでいくため、平準定期保険のデメリットを解消できる可能性があります。

平準定期保険の例

平準定期保険見直し更新 被保険者:30歳、男性 死亡保障:3,000万円 40歳更新死亡保障:2,000万円 50歳更新死亡保障:500万円 保険期間:10年満了 保険料:4,000円/月 40歳更新保険料:6,500円/月 50歳更新保険料:3,400円/月 累積保険料:1,668,000円

逓減定期保険の例

逓減定期保険加入条件 被保険者:30歳、男性 死亡保障:3,000万円 保険期間:60歳満了 保険料:4,400円/月

逓減定期保険は保険金額の減額タイプを選べる

逓減定期保険の逓減率は一律で基本保険金額の20%まで減額していくほかに、第1保険期間と第2保険期間を分け、第1保険期間での逓減率を選ぶことができる保険商品もあります。

子どもが小さいときは教育費だけでなく、成長に合わせて衣服の買い替え等にもお金がかかるため保障を厚くしておきたいなど、ライフプランに合わせて逓減率と期間を考えてあなたに最適なパターンを選ぶことをおすすめします。

10年目での減額が10%の場合

逓減定期保険加入条件 被保険者:30歳、男性 死亡保障:3,000万円 保険期間:60歳満了 保険料:6,100円/月 累積保険料:2,184,000円

18年目での減額が20%の場合

逓減定期保険加入条件 被保険者:30歳、男性 死亡保障:3,000万円 保険期間:60歳満了 保険料:7,200円/月 累積保険料:2,592,000円

逓減定期保険早わかり

  • 逓減定期保険は保険金額が徐々に減額していく保険
  • 逓減定期保険は保険料を安く抑えることができる
  • 逓減定期保険は徐々に減額していくため効率が良い
    ⇒必要な保障はいつでも同じではない
  • 逓減定期保険はライフプランに合わせた選び方が重要
    ⇒保障を厚くしたい時期を考えて逓減パターンを考える

逓減定期保険は掛け捨ての保険ですが、必要な保障、必要な期間に最適化することで保険料を安く抑えられます。その分を貯蓄しておけば、万が一のときでも保険期間が終わってしまっても自由に使えるお金として持っておくことができます。

注意書き

保険は、人生の中でも最も高い買い物の一つです。約款や保険商品内容についてよく吟味し、わからないことがある場合は、プロに相談することをおすすめします。

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