適切なタイミングで保険を見直せば家計のやりくりが楽になる!

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保険の基礎

更新型保険は自動更新される前に一度確認を

更新日:

更新型(年満了)の保険とは、10年や15年といった比較的短い期間で満期を迎えますが、そのたびに保険期間を更新(新たに同じ保険に加入)することができる保険です。


主な更新型の保険として、定期保険医療保険が挙げられます。
また、主契約ではない特約(定期特約など)も同様の扱いになります。

たまに更新の時期ですとかって言われるけど、更新すると年齢計算で保険料が上がるんですよね。

保険の更新は、一定期間ごとに同じ保障の保険に加入しなおすようなものですからね。でも更新だからこそのメリットもありますよ。

更新型保険は自動で更新される

更新型保険は、保険期間が満期を迎えるたびに自動で更新されます。

自動更新の場合は、同一の保障内容となってしまうため、更新をせずに解約したい場合や保障内容を見直したい場合は、2週間前までに申し出る必要があります。
※加入している保険によって期日がことなる恐れがあります。詳しくは、加入保険の約款をご確認ください。

更新型保険の自動更新

更新型は、満期ごとに自動更新される。 更新の際に見直したい場合は、満期の2週間前に 申し出る必要がある

更新型保険は更新の際の告知書や医師の診査は不要

更新型保険での自動更新は、病気やケガなど被保険者の健康状態にかかわらず、解約や見直しの申し出がない限り同一の保障内容で更新されます。つまり、更新の際に告知書や医師の診査は不要ということになり、更新型保険最大のメリットとも言えます。

また、保障内容を見直したい場合でも保障の減額であれば、更新扱いで見直すことができます。ただし、保険会社によっては条件が付く場合がありますので、加入保険の約款をご確認することをおすすめします。

更新型保険の更新には制限がある

更新型保険は、いつまでも満期を迎えるたびに更新され続けるわけではなく、一定の制限があります。

制限される条件として、通算年数で制限される場合と更新時の年齢で制限される場合があります。

通算30年で制限される例

更新を通算30年で制限された場合、10年満了の更新型保険では3回目の更新ができないことになります。

更新の制限【通算での制限例】

更新型の保険には、更新できる上限があり、 通算30年までであることがほとんど

年齢80歳までで制限される例

更新を年齢80歳までで制限された場合、更新時に80歳を超えていると更新ができないことになります。

更新の制限【年齢での制限例】

更新型の保険には、更新できる上限があり、 年齢で定められていることがある

更新型保険は更新のたびに保険料があがる

更新する際の年齢によって保険料が再計算されますので、同一の保障内容で更新した場合には保険料が大幅にアップすることがあります。

保険料がアップするということは、更新型保険のデメリットとも言えますが、更新の際に必要な保障を見直すこともできますので、ライフプランやライフステージに応じて自動更新するのか、それとも見直すのか、更新の時期をプラン見直しの良いタイミングとして捉えることもできます。

そのまま自動更新した場合

定期保険自動更新 被保険者:30歳、男性 死亡保障:3,000万円 保険期間:10年満了 保険料:4,000円/月 40歳更新保険料:9,000円/月 50歳更新保険料:18,300円/月 累積保険料:3,756,000円

更新の際に見直した場合

定期保険更新見直し 被保険者:30歳、男性 死亡保障:3,000万円 40歳更新死亡保障:2,000万円 50歳更新死亡保障:1,000万円 保険期間:10年満了 保険料:4,000円/月 40歳更新保険料:6,500円/月 50歳更新保険料:7,700円/月 累積保険料:2,184,000円

更新型保険早わかり

  • 更新型保険には定期保険や医療保険がある
    ⇒主契約保険だけではなく、更新型であれば特約も同様の扱いとなる
  • 更新型保険は満期を迎えると自動で更新される
  • 更新型保険を解約したい場合や保障見直しを行いたい場合には2週間前に申し出る必要がある
  • 更新型保険の更新の際、告知書や医師の診査は不要
    ⇒保障の減額見直しは更新扱いされるため、新たな告知書や診査は不要
  • 更新型保険はいつまでも更新されるわけではなく、通算30年や年齢80歳までなどの制限がある
  • 更新型保険は更新の際に保険料がアップする

更新型保険はライフプランやライフステージによって都度見直しを行いたい方に向いている保険と言えます。

また、特約でも更新型があり、気づいたらとても高い保険料になっていたなんてこともありえますので、主契約と特約の関係を一度確認しておいて損はありません。

注意書き

保険は、人生の中でも最も高い買い物の一つです。約款や保険商品内容についてよく吟味し、わからないことがある場合は、プロに相談することをおすすめします。

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