頭金とは、契約時にある程度まとまった額を支払う金額のことを指します。
保険での頭金払いは、保険期間中に支払うべき保険料の一部を一時払いとして支払うことになります。一時払いとすることで残りの支払うべき保険料が少なくなるだけでなく保険料の割引にもつながるため、月々の払い込み保険料の負担を小さくすることができます。
すでに支払った頭金は保険期間にかかわらず戻ってこない
頭金として保険料一年分に相当する金額を支払ったとした場合に、もし被保険者が半年で死亡したとしても未経過期間である残りの半年分の保険料が戻ってくることはありません。
例えば、
- 頭金なしで毎月の保険料が15,000円
- 頭金を支払い毎月の保険料が12,000円
の両者を半年で死亡した場合で比較すると、
- 頭金なし:15,000円 × 6ヶ月分 = 90,000円
- 頭金あり:12,000円 × 6ヶ月分 + 頭金144,000円 = 216,000円
となり、頭金なしの方が頭金ありよりも多く保険料を支払うことになります。
この例でいくと、支払う保険料が逆転するのは、49ヶ月後(4年後)ということになります。
頭金早わかり
- 頭金とは保険料の一部を一時払いすること
- 頭金を支払うことで割引も加味され月々の保険料支払いは安くなる
- 頭金は未経過期間があっても払い戻しされない
⇒場合によっては、不要な保険料支払いとなってしまうことも
目先の「得かも」にとらわれず、きちんと保険料の計算をおこなって妥当なものか判断しながら選択することが大切です。